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COVID-19回復期血漿、高力価の方が死亡抑制に有効

2021年1月23日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院成人患者3082例を対象に、回復期血漿の抗体力価別の死亡リスク抑制効果を全米レジストリを用いた後ろ向き研究で評価した。 その結果、主要評価項目に規定した血漿輸血後30日以内の死亡率は、高力価群515例中115例(22.3%)、中力価群2006例中549例(27.4%)、低力価群561例中166例(29.6%)だった。抗体値とCOVID-19死亡リスクとの関連は、人工呼吸器装着の有無で異なり、血漿輸血前に人工呼吸器を装着していなかった患者の輸血後30日以内の死亡リスクは、高力価群の方が低力価群よりも低かった(相対リスク0.66、95%CI 0.48-0.91)が、人工呼吸器を装着していた患者では死亡リスクへの影響は認められなかった(同1.02、0.78-1.32)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認くだ...