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新生児の薬物離脱症候群が増加傾向 米

2021年1月23日  Journal of the American Medical Association

2010-17年の全米および州ごとの新生児薬物離脱症候群(neonatal abstinence syndrome:NAS)と母親のオピオイド関連診断(maternal opioid-related diagnoses:MOD)率の変化を病院退院記録の横断的解析で検討。2017年には、全国の出生入院75万1037件のうち新生児5375例にNAS、分娩入院74万8239件のうち母親6065例にMODがあった(平均妊娠期間38.4週、母親の平均年齢28.8歳)。 その結果、2010-17年のNAS率は入院1000件当たりの3.3件(4.0件から7.3件に増加)、MOD率は同4.6件(3.5件から8.2件に増加)有意に増加した。2017年の47州のデータベースの調査では、NAS率は入院1000件当たり1.3-53.5件、MOD率は同1.7-47.3件と州によってばらつきがあり、それぞれ4州が20件を超えた。2010年から2017年にかけて、NAS率、MOD率ともに2州を除いて全州で有意に上昇した(ネブラスカ州とバーモント州はMODのみ増加)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを...