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小児近視のアトロピン、若年ほど治療効果が小さい

2021年1月25日  Ophthalmology

4-12歳の近視患者350例を対象に、治療開始年齢や性別などが低用量アトロピン(0.05%、0.025%または0.01%)の治療効果に及ぼす影響をLAMP試験の二次解析で検討した。 治療効果の予測因子と考えられる等価球面度数(SE)および眼軸長(AL)の2年間の変化量を検証した結果、若年齢のみがSE進行(係数:アトロピン0.05%群0.14、0.025%群0.15、0.01%群0.20)およびAL伸長(同-0.10、-0.11、-0.12)との関連を示し、年齢が若いほど治療効果が小かった。4-12歳の各年齢群で、治療効果に濃度依存性効果が見られた(各年齢群の傾向のP<0.05)。0.05%群の6歳児での平均SE進行度(-0.90D)は0.025%群の8歳児(-0.89D)および0.01%群の10歳児(-0.92D)とほぼ同じだった。いずれのアトロピン濃度でも全年齢群で忍容性は良好だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...