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NSCLC、オシメルチニブにベバシズマブ上乗せでPFS改善せず

2021年1月25日  JAMA Oncology

上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害薬(第3世代薬以外)による治療後に病勢進行を示し、EGFR T790M変異を獲得した非小細胞肺がん(NSCLC)患者87例を対象に、オシメルチニブとベバシズマブ併用療法の有効性と安全性をオシメルチニブ単剤療法と比較(西日本がん研究機構8715L試験)。導入パートに6例を登録し、第II相パートに登録した81例を併用群と単剤群に1対1で無作為に割り付けた。 その結果、併用群は単剤群に比べて、全奏効率が高かったが(68% vs. 54%)、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)は改善しなかった(中央値9.4カ月 vs. 13.5カ月、調整ハザード比1.44、80%CI 1.00-2.08、P=0.20)。併用群で発現頻度の高いグレード3以上の有害事象は蛋白尿(9例、23%)と高血圧(8例、20%)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...