腎砕石術前の抗菌薬、高リスク者では7日前からが有効

感染症リスクが中等度ないし高度の経皮的腎砕石術を予定する患者123例を対象に、術前の抗菌薬予防投与2日間と比較した7日間投与の敗血症予防効果を多施設共同無作為化比較試験で検討。被験者には術前の尿培養陽性または排尿チューブを留置されている患者を組み入れた。主要評価項目を術後の敗血症発生率の差とした。 単変量解析で、7日間投与群と2日間投与群で敗血症発生率に差は見られなかった。副次評価項目の非敗血症性細菌尿の発生率、完全排石率および入院期間にも群間差はなかった。多変量解析では、2日間投与群で、7日間抗菌薬投与群よりも敗血症リスクが高かった（オッズ比3.1、95％CI 1.1-8.9、P＝0.031）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...