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慢性副鼻腔炎、ステロイド鼻腔パッキングで術後転帰良好

2021年1月26日  The Laryngoscope

慢性副鼻腔炎(CRS)に対する全身麻酔下での内視鏡下機能的副鼻腔手術(FESS)中に留置したステロイド含浸の吸収性鼻腔パッキングの術後転帰改善効果を系統的レビューで検討。研究5件は鼻茸を伴うCRS(CRSwNP)、1件は鼻茸がないCRS(CRSsNP)、2件は鼻茸の有無を問わない患者を対象としていた。パッキングには4件がナゾポア、3件が生体吸収性ゲル、1件が生体吸収性アルギン酸カルシウムを使用し、4件がステロイドにトリアムシノロンを使用していた。 その結果、評価時点は異なるものの、7件の研究で、妥当性確認済みのスコア尺度を用いて評価した内視鏡的転帰の統計的有意な改善が確認された。CRSsNP患者を対象とした研究1件では術後転帰に有意差が見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...