ベル麻痺にはステロイド＋抗ウイルス薬が最も効果が高い

ベル麻痺成人患者に用いる薬物療法の効果を無作為化臨床試験21件（被験者2839例）の系統的レビューおよびネットワークメタ解析で検討した。 その結果、プラセボと比較した回復（good recovery）達成効果はコルチコステロイド＋抗ウイルス薬併用で最も高く、要約リスク比は短期（無作為化後3カ月以下）で1.25（95％確定区間1.10-1.43）、中長期（同3カ月以上）で1.26（同1.11-1.45）だった。プラセボに比べると、コルチコステロイド＋抗ウイルス薬併用療法のみで病的共同運動発生率が低下した（リスク比0.35、0.19-0.65）。回復の根拠の確実性は超低度ないし低度、病的共同運動では中等度ないし高度だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。） 記事へのコメント投稿はこちら ...