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小児期のインスリン値とBMIが後の精神病とうつ病に関連

2021年1月28日  JAMA Psychiatry

英国で「Avon両親・子ども横断研究(Avon Longitudinal Study of Parents and Children)」の1-24歳の参加者1万4975例を対象に、小児期の空腹時インスリン(FI)値および体格指数(BMI)の変化と若年成人期の精神病およびうつ病との長期的関連を前向きコホート研究で検討。成長混合モデリングで1-24歳の参加者のデータを用いた。 その結果、5790例(女性54.1%)のFI値データ、1万463例(女性51.0%)のBMIデータから、FI値の3種類の変化パターン、BMIの5種類の変化パターンを特定し、いずれも小児期中期までに差が生じていた。高FI値の持続に精神病発症危険状態(補正済みオッズ比5.01、95%CI 1.76-13.19)、精神病性障害(同3.22、95%CI 1.11-9.90)との関連が認められたが、うつ病との関連はなかった(同1.38、95%CI 0.75-2.54)。思春期に始まるBMIの大幅増加にうつ病との関連が認められた(同4.46、95%CI 2.38-9.87)が、精神病との関連はなかった(同1.98、95%CI ...