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ドナー卵母細胞は新鮮胚移植の方が出生率良好

2021年1月28日  Journal of the American Medical Association

新鮮なドナーの卵母細胞を用いたサイクルで生殖補助を受けた3万3863例を対象に、新鮮胚移植と凍結融解胚移植の生児出生率を比較する後ろ向きコホート研究を実施。生殖補助医療学会から得た2014-17年の全米データを用いた。主要評価項目は生児出生率とし、ドナーの年齢、胚移植日、代理母の利用、補助孵化で調整した。 新鮮胚と凍結融解胚のレシピエントの年齢中央値、妊娠・出産回数、BMIはほぼ同じだった。3万3863例が5万1942回のサイクルを受け、このうち1万5308例(29.5%)が新鮮胚移植、3万6634例(70.5%)が凍結融解胚移植だった。生児出生率は、新鮮胚移植56.6%、凍結融解胚移植44.0%だった(絶対差12.6%、95% CI 11.7-13.5%、調整相対リスク1.42、95% CI 1.39-1.46)。臨床的妊娠率は66.7%と54.2%、流産率は9.3%と9.4%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...