新たな嗅覚検査CODAが軽症COVID-19診断に有用
フランスの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査施設を2020年3月23日から4月22日までに受診した症候性のCOVID-19疑い患者または新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者の濃厚接触者計809例(平均年齢41.8歳、男女比1:2.8)を対象に、新たな半客観的嗅覚検査Clinical Olfactory Dysfunction Assessment(CODA、3種類の臭素を使用、スコアの範囲0-6点)のCOVID-19診断能を前向き診断試験で検討。58例(7.2%)がPCR検査でSARS-Cov-2陽性と判明した。 嗅覚障害の自己報告率はSARS-CoV-2陽性者34.5%、陰性者3.9%だった。COVID-19診断感度は嗅覚障害の自己報告0.31、CODA(スコア3点以下)0.34、特異度は0.97、0.98と同等で、両者の一致度も高かった(Gwet Ac1値0.95、95%CI 0.93-0.97)。嗅覚障害の自己報告がありCODAスコア3点以下の19例中15例(78.9%)、自己報告での嗅覚障害の自己報告がなくCODAスコア3点以下の19例中5例(26....
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