制御不良の高血圧が自己管理+オンライン指導で改善
2021年1月31日
British Medical Journal
英国の一般診療所76施設で、インターネットの利用が可能で制御不良の高血圧(140/90mmHg超)がある患者622例を対象に、血圧の自己監視と指導付きの自己管理を組み合わせたデジタル介入の効果を非盲検無作為化比較試験で検討(HOME BP試験)。主要評価項目は、試験開始時の血圧、血圧目標値、年齢、診療所で調整した1年後の収縮期血圧の差とし、欠測値は多重代入法で補完した。 1年後に552例(88.6%)から有効なデータが得られた。平均血圧は、介入群で151.7/86.4から138.4/80.2mmHg、通常ケア群では151.6/85.3から141.8/79.8mmHgに低下した。収縮期血圧の平均差は-3.4mmHg(95%CI -6.1--0.8mmHg)、拡張期血圧の平均差は-0.5mmHg(同-1.9-0.9mmHg)だった。有害作用は両群で同等だった。血圧低下1mmHg当たりの増分費用効果比は11ポンド(15ドル、12ユーロ、95%CI 6-29ポンド)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり...
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