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大腸がんの術後補助化学療法、CAPOXで短縮できる可能性

2021年2月1日  Journal of Clinical Oncology

術後補助化学療法の期間に関する国際共同研究(IDEA)のうち4件のデータを用いて、高リスクII期大腸がんに用いるオキサリプラチンによる術後補助化学療法3カ月投与の6カ月投与に対する非劣性を調査。被験者3273例の62%がカペシタビン+オキサリプラチン(CAPOX)、38%がフルオロウラシル+ロイコボリン+オキサリプラチン(FOLFOX)で治療を受け、主要評価項目を無増悪生存率(DFS)とした。 その結果、5年DFSは、3カ月治療80.7%、6カ月治療83.9%で、非劣性限界1.2を超えていた(ハザード比1.17、80%CI 1.05-1.31、非劣性に対するP=0.39)。交互作用検定の結果は否定的だったが、投与期間による効果は化学療法のレジメンによって異なり、CAPOXでは3カ月を選択肢とする可能性が示唆された(CAPOXに対するハザード比は1.02、FOLFOXは同1.41)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...