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高リスク頭頸部がん、予防的化学療法延長でVTE減少

2021年2月4日  専門誌ピックアップ

腫瘍手術を施行したCapriniリスクスコア8点以上の頭頸部がん患者247例(平均年齢63.1歳、男性72.9%)を対象に、術後7日間以上と定義した予防的化学療法期間延長と静脈血栓塞栓症(VTE)リスクの関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、術後30日間のVTE発生率は従来期間コホート4.7%(106例中5例)、化学療法延長コホート0.7%(141例中1例)だった(オッズ比0.15、95%CI 0.003-1.33)。多変量ロジステック回帰解析で、化学療法延長にVTEリスク低下との独立の関連が見られた(同0.04、0.001-0.46)。出血イベント発生率は、従来期間コホート0.9%、化学療法延長コホート4.3%だった(同4.64、0.55-217.0)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...