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糖尿病の長期管理には内科的治療より代謝手術

2021年2月4日  Lancet

2型糖尿病患者60例で代謝改善手術[ルーワイ胃バイパス術(RYGB)と胆膵路変更術(BPD)]の効果を従来の内科的治療と比較した非盲検無作為化比較試験の10年追跡調査を実施。主要評価項目に規定していた2年時の糖尿病寛解(1年以上継続的な薬物治療を実施せずにHbA1c 6.5%未満を維持し、空腹時血糖値が5.55mmol/L未満)の持続性を検討した。 その結果、10年追跡率は95.0%(60例中57例)だった。手術を施行した患者の15例(37.5%)が10年間寛解を維持した。intention to treat集団の10年寛解率は、内科的治療群5.5%(1例が手術へのクロスオーバー後に寛解)、BPD群50.0%、RYGB群25.0%(P=0.0082)だった。重篤な有害事象の発生率は、内科的治療よりRYG群およびBPD群の方が高かった(内科的治療と比較したオッズ比:BPD 2.7、95%CI 1.3-5.6、RYGB 0.7、95%CI 0.3-1.9)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿...