緊急避妊のレボノルゲストレルIUD、銅付加IUDに非劣性

緊急避妊に用いるレボノルゲストレル子宮内避妊具（IUD）の効果を銅付加IUDと比較する参加者盲検無作為化非劣性試験を実施。受診前5日以内に無防備な性交渉が1回以上あり緊急避妊を希望した女性をレボノルゲストレル52mg含有IUD挿入群（317例）と銅付加T380A IUD挿入群（321例）に割り付けた。主要評価項目は、IUD挿入後1カ月時の尿妊娠検査陽性とした。検査結果が得られない場合は調査と健康記録データから妊娠の有無を確認した。非劣性マージンは2.5％ポイントとした。 修正intention-to-treat解析とper-protocol解析で、妊娠率はレボノルゲストレル群317例中1例（0.3％）、銅付加IUD群321例中0例（0％）だった。両解析での群間の絶対差は0.3％ポイント（95％CI －0.9-1.8）で、一貫して銅付加IUDに対するレボノルゲストレルIUDの非劣性を示した。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なり...