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合法大麻薬局がある地域はオピオイドによる死亡率が低い

2021年2月6日  British Medical Journal

合法的な大麻薬局の営業が許可されている米23州812郡で、医療用および嗜好用の大麻薬局数とオピオイド関連死亡率の関連をパネルデータ回帰分析で検討した。 郡ごとの大麻薬局数(自然対数値)に、あらゆる種類のオピオイド(処方オピオイド、ヘロイン、メサドン以外の合成オピオイド)を統合した対数変換後の年齢調整オピオイド関連死亡率と負の相関があった(β=-0.17、95%CI -0.23--0.11)。この推定によれば、郡内の薬局が1軒から2軒に増えると全オピオイド関連死亡率が17%低下する。薬局数にメサドン以外の合成オピオイドによる死亡率との特に強い負の相関が見られ(同-0.21、-0.27--0.14)、薬局が1軒から2軒に増えると死亡率が21%低下すると推定された。医療用大麻薬局数と嗜好用大麻薬局数との比較でも、(メサドン以外の)合成オピオイドによる死亡率にほぼ同じ関連が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全...