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生命維持治療中止後の心臓活動再開率は14%

2021年2月6日  New England Journal of Medicine

3カ国の集中治療室20室で計画通りに生命維持措置を停止した後に死亡した成人631例を対象に、心臓死判定後に心臓の電気的活動と拍動が再開する割合および再開のタイミングを前向き観察研究で検討。死亡判定後30分間観察することとし、医師がベッドサイドで前向きに心臓の活動再開を報告した。このほか、血圧と心電図の波形を持続的に記録して、ベッドサイドの観察結果を見直し、他にも心臓の活動再開があったかを検討した。 心臓活動および呼吸運動、またはそのいずれかの再開が臨床的に報告された症例で、波形解析で再開が確認されたものは5例(1%)だった。480例の心電図と血圧の波形を後ろ向きに解析したところ、ベッドサイドで医師が報告した5例を含めた67例(14%)で、無脈状態となった後に心臓の活動再開が確認された。無脈状態となってから心臓活動が再開するまでの時間は、最長4分20秒だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるもの...