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就学前小児の喘鳴が英で大きな医療負担

2021年2月8日  専門誌ピックアップ

英国の2007-17年の全国代表電子医療記録を用いて、就学前小児の喘鳴の負担および喘息への進行の関連因子などを検討。就学前小児102万1624人を解析の対象とした。 その結果、6万9261例が喘鳴を呈し、2017年の喘鳴有病率は7.7%だった。喘鳴イベントは8月に最も少なく、晩秋から初冬で最も多かった。中央値2.0年の追跡で、呼吸障害による救急科受診率は15.8%、入院率は13.9%だった。1-2歳から8歳以上まで追跡を受けた1万5085人の35.5%が5-8歳時に喘息へと進行した。喘息診断を受けていないが喘鳴がある就学前患児の34.9%が吸入コルチコステロイド、15.6%が経口コルチコステロイドの処方を受けていた。喘息への進行と最も強い関連因子に、喘鳴の頻度および重症度、アトピー、未熟児、母親の喘息重症度、初回喘鳴イベント発生時期(9月)があった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあり...