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統合失調症があるとCOVID-19死亡リスク上昇

2021年2月8日  JAMA Psychiatry

ニューヨークの大規模医療施設で精神疾患と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)死亡との関連を後ろ向きコホート研究で検討。検査で陽性が確認されたCOVID-19成人患者7348例(平均年齢54歳、女性53.0%)を検査陽性後45日間追跡し、主要評価項目は45日以内の死亡またはホスピスへの退院とした。 その結果、1.0%に統合失調症スペクトラム障害、7.7%に気分障害、4.9%に不安症の既往歴があった。人口統計学的特性と内科的危険因子で補正後、SARS-CoV-2罹患前の統合失調症スペクトラム障害の診断に死亡との有意な関連があった(オッズ比2.67、95%CI 1.48-4.80)。気分障害(同1.14、0.87-1.49)、不安症(同0.96、0.65-1.41)の診断には、補正後、死亡との関連は認められなかった。その他の危険因子と比べて、統合失調症の診断は年齢に次いで死亡との関連が強かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスと...