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妊娠前の低用量アスピリン開始で妊娠転帰改善

2021年2月8日  Annals of Internal Medicine

妊娠前の低用量アスピリン服用による妊娠転帰改善効果を大規模無作為化試験EAGeR試験の事後解析で検討。以前報告した結果では効果が認められなかったが、アドヒアランス不良のintent-to-treat解析だったため、米国内の総合医療センター4施設前向きコホートのper-protocolで解析した。妊娠喪失経験が1-2回あり、妊娠を希望している女性1227例(18-40歳)を対象とした。 その結果、週5日低用量アスピリンを服用した場合、プラセボに比べて、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)検出妊娠が100例当たり8件(95%CI 4.64-10.96)、生児出生が100例当たり15件(同7.65-21.15)増加し、妊娠喪失が100例当たり6件減少(同-12.00--0.20)した。妊娠後低用量アスピリン開始療法ではプラセボよりも推定効果が減少した。週4日以上服用で効果が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、...