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片頭痛薬erenumabに血圧上昇リスクか

2021年2月9日  専門誌ピックアップ

抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体モノクローナル抗体erenumabの血圧上昇リスクを検討。米国食品医薬品局(FDA)の有害事象報告システムに登録されたerenumab使用による血圧上昇の市販後症例報告61例(年齢中央値56歳、女性86%)を特定した。 その結果、41例に規制基準に基づく重篤な転帰が発生し、そのうち7例が入院した。死亡例はなかった。血圧上昇度中央値は収縮期血圧39mmHg、拡張期血圧28mmHgだった。血圧上昇による薬物療法、救急科受診または入院の発生率は44%だった。血圧上昇発生率はerenumab初回投与後1週間以内が最も高かった(46%)。19例(31%)に高血圧既往歴があった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...