1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 腫瘍性骨軟化症、ブロスマブでリン酸代謝と症状が改善

腫瘍性骨軟化症、ブロスマブでリン酸代謝と症状が改善

2021年2月10日  専門誌ピックアップ

ブロスマブの有効性と安全性を評価する進行中の非盲検第II相試験(UX023T-CL201試験)で、腫瘍性骨軟化症の成人患者14例を対象とした解析の結果が発表された。主要評価項目は、血清中リン値の変化および腸骨骨生検で評価した骨軟化症の48週時の変化だった。 その結果、血清中リン値は試験開始時(0.52mmol/L)から上昇し、用量漸増後の22週(0.91mmol/L)から144週(0.82mmol/L、P<0.0001)まで維持された。骨軟化症の指標の多くが48週時に改善し、類骨量、類骨幅および骨石灰化遅延時間が減少し、類骨および骨表面には変化が認められなかった。7例に重篤な有害事象16件が発生し、1例が死亡したが、治療との関連は認められなかった。治療関連有害事象の発生は16件で、いずれも軽度ないし中等度だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...