膝OAの集中鍼治療、偽鍼にくらべ機能改善示す

変形性膝関節症（膝OA）に用いる集中的な鍼治療（週3回8週間）の有効性を無作為化シャム対照試験で検討。膝OA患者480例を組み入れ、電気鍼治療群、通常鍼治療群、偽鍼治療群に割り付け、442例を有効性の評価対象とした。 その結果、主要評価項目に規定した8週時までの奏効率［疼痛と機能の臨床的に重要な最小限の改善（minimal clinically important improvement）を同時に達成した患者の割合］は電気鍼治療群60.3％（151例中91例）、通常鍼治療群58.6％（145例中85例）、偽鍼治療群47.3％（146例中69例）で、電気鍼治療と偽治療の群間差は13.0％（97.5％CI 0.2-25.9、P＝0.0234）、通常鍼治療と偽鍼治療の群間差は11.3％（同－1.6-24.4、P＝0.0507）だった。16週時と26週時の奏効率は、電気鍼治療群と通常鍼治療群ともに偽鍼治療群よりも有意に高かった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Commun...