露の新型コロナワクチン、P3も結果良好

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に対する異種組換えアデノウイルスベースワクチンGam-COVID-Vac（スプートニクV）の有効性と安全性を評価する第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験の中間解析結果が報告された。18歳以上の成人2万1977例を対象とし、ワクチンとプラセボに3対1の割合で割り付け、21日間隔で2回接種した。 主要評価項目に規定した初回投与21日後（2回目の投与日）以降のCOVID-19確定症例数は、ワクチン群1万4964例中16例（0.1％）、プラセボ群4902例中62例（1.3％）で、ワクチンの有効率は91.6％（95％CI 85.6-95.2）だった。報告された有害事象はほとんどがグレード1だった（総事象数7966件中7485件、94.0％）。ワクチン群45例（0.3％）、プラセボ群23例（0.4％）に重篤な有害事象が認められたが、いずれも治験投与との関連性はなかった。試験期間中に4例が死亡した［ワクチン群3例（0.1％未満）、プラセボ群1例（0.1％未満）］が、ワクチンによるものではないと考えられた。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメン...