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グリーン地中海食で肝内脂肪率を大きく改善

2021年2月14日  専門誌ピックアップ

腹部肥満または脂質異常症がある男女294例(平均年齢51歳、男性88%、肝内脂肪率中央値6.6%、平均値10.2%)を対象に、地中海食にクルミ、マンカイ(ミジンコウキクサ)および緑茶を追加し、赤身肉および加工肉を減らす「グリーン地中海食」の肝内脂肪減少効果を無作為化比較試験で検討した(DIRECT PLUS試験)。 その結果、試験開始時に62%だった非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)有病率は、18カ月時に、健康的な食生活に関するガイドライン(GL)遵守群54.8%、地中海食群47.9%、グリーン地中海食群31.5%まで低下した(群間のP=0.012)。肝内脂肪率の低下量は、グリーン地中海食群(38.9%)の方がGL遵守群(12.2%、P<0.001)と地中海食群(19.6%、減量で調整後のP=0.035)よりも高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォ...