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産婦人科研修医、夜勤後に適応能力が低下

2021年2月16日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

オランダで産婦人科の研修医33人と指導医46人を対象に、状況に対応して業務を遂行する適応能力(fitness to perform:FTOP)が夜勤時に低下するかを検討。被験者には当直前、当直後、当直なしの勤務時に注意力、集中力、目と手の協調関係などを客観的に評価する課題と注意力を主観的にスコア化するFTOP自己テストを実施した。運転制限基準値の血中エタノール濃度0.06%に基づく参考値(客観的スコア-1.37%、主観的注意力-8.17点)を用いて、FTOPの低下度が許容範囲内であるかも評価した。 その結果、当直前と当直後のFTOP自己テストの客観的評価値の差は研修医群-0.62(P<0.05)、指導医群0.28(P=NS)となり、両群ともに参考値を超えなかったが、参考値を超えていた医師の割合は研修医群31%、指導医群28%だった。主観的注意力は研修医群で-18.26、指導医群で-10.85低下し(いずれもP<0.001)、両群ともに参考値を超えていた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿...