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TP53変異陽性のMDSとAMLにeprenetapopt併用が有効

2021年2月16日  Journal of Clinical Oncology

TP53変異がある患者55例[骨髄異形成症候群(MDS)40例、急性骨髄性白血病(AML)11例、MDSとAMLの重複4例]を対象に、TP53変異細胞で野生型p53の機能を回復させる新規小分子薬eprenetapopt(APR-246)とアザシチジン併用療法の有効性と安全性を第Ib/II相試験で検討した。 その結果、全体では総奏効率71%、完全寛解率44%、MDS例では73%に治療効果が確認され、完全寛解率50%、細胞遺伝学的奏効率58%、AML例では全奏効率64%、完全寛解率36%だった。全生存期間中央値は10.8カ月で、ランドマーク解析では、奏効例は非奏効例に比べて、全生存期間中央値が有意に改善していた(14.6 vs. 7.5カ月、P=0.0005)。有害事象は、アザシチジンまたはeprenetapopt単剤療法で報告されているものと同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...