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中国への外国人渡航者、新型コロナ無症状感染者が経時的に増加

2021年2月16日  Journal of the American Medical Association

2020年4月16日から2020年10月12日の間に中国に入国した全外国人渡航者(1939万8384人)に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)無症候性感染者が占める割合を後ろ向きコホート研究で検討。国境検問所でのPCR検査で陽性を示した入国者を対象とし、中国の症例定義に基づきCOVID-19確定例(症候性または発症前)とSARS-CoV-2感染無症状例(隔離期間中無症状)に分類した。15日間隔で経時的な変化を見た。 その結果、3103例にSARS-CoV-2感染があり、ほとんどが男性(75.5%)で、20-49歳(80.8%)だった。全SARS-CoV-2陽性入国者のうち1354例(43.6%)が入国時に症状があり(症候性)、137例(4.4%)が発症前(発症までの期間中央値1日)だった。1612例(51.9%)は13日時まで発症せず、SARS-CoV-2無症候性感染とされた。全外国人入国者に陽性者が占める割合は0.01-0.03%で安定していたが、発症状態の比率にはばらつきがあり、無症状感染者の割合は4月16-30日の期間は27.8%だったが、経時的に大きく増加し、9月28日...