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TIA後の脳卒中予測ツールが精度良好

2021年2月17日  British Medical Journal

カナダで救急科を受診した一過性虚血性発作(TIA)または軽症脳卒中の成人患者7607例を対象に、後の脳卒中発症リスクを層別化するCanadian TIA Scoreの妥当性を多施設前向きコホート研究で検討した。 その結果、受診後7日以内に108例(1.4%)が脳卒中を発症し、83例(1.1%)に頸動脈内膜剥離術と頸動脈ステント留置またはそのいずれかを施行した。Canadian TIA Scoreを用いて、患者の7日以内の脳卒中発症、頸動脈内膜剥離術および頸動脈ステント留置のリスクを低リスク(リスク0.5%以下、区間尤度比0.20)、中リスク(同2.3%、0.94)、高リスク(同5.9%、2.56)に層別化できた。Canadian TIA Scoreの曲線下面積(AUC)は0.70となり、ABCD2スコアの0.60およびABCD2iスコアの0.64よりも良好だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用され...