地域の経済的繁栄拡大で中年の心血管死亡減、米

米3123郡の経済的繁栄の変化と40-60歳（2010年時点で1億266万852人）の心血管死亡率との関連を後ろ向き解析で検討。経済的繁栄の変化は指標7項目の2007-11年と2012-16年の平均ランクで評価し、心血管死亡率には2010-17年のデータを用いた。平均ランクの範囲は5-92で、高いほど経済的繁栄の相対的拡大の増加または相対的縮小の減少を示した。 その結果、年齢調整後の心血管死亡率は、2010-17年の経済的繁栄の変化が最低三分位群の郡では有意な変化が見られなかったが（10万人当たりの死亡数：平均114.1から116.1、年変化率（APC）0.2％、95％CI －0.3-0.7）、中間三分位群（同104.7から101.9、APC－0.4％、－0.8-－0.1）と最高三分位群（同100.0から95.1、APC－0.5％、－0.9-－0.1）の郡では有意に低下した。経済的繁栄の平均ランク10ポイント上昇に年間心血管死亡率0.4％低下との関連が見られた。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿...