1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. アスピリンで高齢者の大腸がんリスク減

アスピリンで高齢者の大腸がんリスク減

2021年2月17日  JAMA Oncology

米国の大規模コホート研究2件(Nurses’ Health StudyおよびHealth Professionals Follow-up Study)の統合解析で、70歳以上の高齢者(対象者9万4540例)のアスピリン使用と大腸がんリスクの関連を検討した。 追跡期間99万6463人年で、大腸がん発症1431件が確認された。他の危険因子で調整後、70歳以降のアスピリン常用者は、非常用者よりも大腸がんリスクが有意に低かった(ハザード比0.80、95%CI 0.72-0.90)。この逆相関は、70歳未満でアスピリン服用を開始した場合のみはっきりと認められ(同0.80、0.67-0.95)、70歳以降のアスピリン服用開始と大腸がんリスク低下に有意な関連は見られなかった(同0.92、0.76-1.11)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へ...