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セマグルチドは肥満患者の減量にも有効

2021年2月18日  New England Journal of Medicine

糖尿病がなくBMIが30以上(体重関連の併存疾患が1項目以上ある場合は27以上)の成人1961例を対象に、生活習慣介入と併用したセマグルチド2.4mg週1回投与による減量効果を68週間の二重盲検試験で検討。主要評価項目は、体重変化と5%以上の体重減少とした。 試験開始時から68週後までの体重の平均変化は、セマグルチド投与群-14.9%、プラセボ群-2.4%で、推定される投与群間差は-12.4%ポイントだった(P<0.001)。68週時に5%以上の減量を達成した被験者はセマグルチド投与群の方がプラセボ群より多く(86.4% vs. 31.5%)、10%以上(69.1% vs. 12.0%)および15%以上(同50.5% vs. 4.9%)の減量でも同様だった(オッズの比較はいずれもP<0.001)。セマグルチド投与群はプラセボ群と比較して、試験開始時から心血管代謝危険因子が著しく改善し、患者報告による身体機能が大幅に向上した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Comm...