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乳房濃度別の乳がん検診戦略、費用対効果は良好

2021年2月18日  Annals of Internal Medicine

初回乳がん検診時の乳房濃度で層別化した検診戦略の費用対効果をマイクロシミュレーションモデルで評価。「監視、疫学および最終結果」(SEER)およびメディケアのデータを用いて、4通りの戦略の生涯費用と質調整生存年(QALY)を評価した――▽検診なし、▽50-75歳まで2年または3年に1回のマンモグラフィ検査、▽50歳時の初回検診で高濃度乳房があった女性は50-75歳まで年1回のマンモグラフィ検査、高濃度乳房がなかった女性は50-75歳まで2年または3年に1回のマンモグラフィ検査、▽40歳時の初回検診で高濃度乳房があった女性は40-75歳まで年1回のマンモグラフィ検査、高濃度乳房がなかった女性は50-75歳まで2年に1回または3年に1回のマンモグラフィ検査。 その結果、40歳時の初回検診で高濃度乳房があった女性は40-75歳まで年1回、高濃度乳房がなかった女性は50-75歳まで2年に1回検診を受診する戦略が、効果的で費用対効果も良好で、増分費用効果比は3万6200ドル/1質調整生存年(QALY)だった。社会的支払意思の閾値は10万ドル/1QALYで、他の戦略と比較すると、40歳時の初回検診...