人工関節再置換後の30日死亡リスク予測ツール開発

全米手術の質改善プログラムデータベースに登録された人工関節再置換術（再TJA）1万3118件（40％が股関節、60％が膝関節）のデータを用いて、再置換後30日以内の死亡リスクを予測するCARDE-Bスコアを開発し、性能を検証。CARDE-Bスコアシステムはうっ血性心不全、アルブミン（3.5mg/dL未満）、透析を要する腎不全、日常生活の依存、高齢（65歳超）、BMI 25未満の各項目に1ポイントを割り当てて評価する予測ツール。 その結果、再置換後30日死亡率の予測値は、スコア0の0.01％未満からスコア5の39％まで段階的に増加した。CARDE-Bスコアの曲線下面積（AUC）は0.85で、米国麻酔科学会全身状態分類（AUC 0.77）および5因子修正フレイル指標（5-factor modified frailty index、AUC 0.67）よりも精度が高かった（P＜0.001）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。...