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ERBB2陽性進行乳がん、化学療法にmargetuximab併用でPFS改善

2021年2月20日  JAMA Oncology

2回以上の抗ERBB2(HER2)療法による治療歴があるERBB2陽性進行乳がん患者536例を対象に、抗ERBB2抗体margetuximabと化学療法併用の有効性を第III相無作為化非盲検試験で検討(SOPHIA試験)。 その結果、トラスツズマブ+化学療法群と比べると、margetuximab+化学療法群の盲検下中央判定による無増悪生存期間(PFS)に改善が見られた(ハザード比0.76、95%CI 0.59-0.98、P=0.03、中央値5.8カ月 vs. 4.9カ月)。2回目の事前に計画した中間分析後、全生存期間中央値はmargetuximab群21.6カ月、トラスツズマブ群19.8カ月(同0.89、0.69-1.13、P=0.33)だった。輸注反応の発生率(主に1サイクル目)がmargetuximab群で高かったことを除いて(13.3% vs. 3.4%)、安全性は同等だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。...