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がん手術の世界的需要が今後20年で増加

2021年2月20日  The Lancet Oncology

世界の2018-40年のがん手術の需要および最適な外科と麻酔科の必要人員を臨床ガイドラインに基づくベンチマークモデルを用いて推定。対象183カ国を所得分類で層別化した。 その結果、世界の手術適応のがん症例数は、2018年の906万5000件から2040年に1382万1000件へ約500万件(52%)に増加すると推定された。手術の需要の相対的増加は低所得国34カ国で最も大きかった。高所得国のベンチマーク(高所得国44カ国のがん手術件数を各国の外科医と麻酔科医の実際の数で割った比の中央値)と一致させるためには、低所得国の外科の人員を約4倍、麻酔科の人員を約5.5倍増やす必要があった。2018-40年に最適な必要人員の最大の増加は、低所得国(外科医2万8000人から5万8000人へ、107%の増加)、次いで低中所得国(外科医16万6000人から27万7000人へ、67%の増加)で発生すると推定された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは...