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にきび治療のスピロノラクトン、カリウム監視率はいまだに高い

2021年2月21日  専門誌ピックアップ

米国でスピロノラクトンによる尋常性ざ瘡(にきび)治療中のカリウム値監視状況の経時的変化を後ろ向きコホート研究で検討。Optum Clinformatics Data Martデータベースを用いて、スピロノラクトン治療を受けた12-45歳の尋常性ざ瘡女性患者10万8547例(平均治療開始年齢30.7歳、平均治療期間159日)を対象としたとした。 その結果、スピロノラクトン投与開始後180日以内にカリウム値を測定した患者の割合は41.4%から38.5%に低下した。臨床医の専門科別では皮膚科医で48.9%から41.0%、内科医で39.7%から37.7%に低下したが、advanced practice clinician(ナース・プラクティショナーおよびフィジシャンアシスタント)では71.4%から75.4%に増加した。常にカリウム値検査を実施する皮膚科医の割合は2008-15年10.6%、2016-18年4.2%と低下が見られたが、内科医では15.8%、17.7%と有意な変化は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメント...