72-92歳の地域在住高齢者414例を対象に、重度の血管周囲腔(PVS)拡大と認知機能低下および認知症発症の関連を前向きコホート研究のデータの解析で検討。大脳基底核(BG)および半卵円中心(CSO)の2枚の代表的3T MRIスライス画像に認められたPVS数の最高四分位を重度PVSの病理学的所見と定義した。 その結果、大脳基底核+半卵円中心またはCSOのみに重度PVS所見が認められた参加者で、その他の小血管病の神経画像マーカーの有無で調整後も4年後に全般的認知機能が大幅に低下した。大脳基底核+半卵円中心の重度PVS所見が8年後の認知症発症の独立の予測因子だった(オッズ比2.91、95%CI 1.43-5.95、P=0.003)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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