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PM2.5曝露で加齢黄斑変性リスク上昇か

2021年2月21日  専門誌ピックアップ

英国バイオバンクに登録された40-69歳の男女11万5954人を対象に、大気汚染と加齢黄斑変性(AMD)および網膜層厚の関連を横断研究で検討した。 共変量で調整した解析の結果、空気動力学径2.5μm未満の大気粒子状物質(PM2.5)の曝露量が多い参加者でAMD自己報告オッズが高く(オッズ比1.08、P=0.036)、光受容体のシナプス領域(β=-0.16μm、P=2.0×10-5)および網膜色素上皮(RPE、β=-0.13μm、P=0.002)が薄く、視細胞内節層が厚かった(β=0.04μm、P=0.001)。PM2.5吸収度およびNO2の曝露量の高値に視細胞内節層厚および外節層厚の増加およびRPE層厚の低下との関連、PM10曝露量の高値に視神経外節層厚の増加およびRPE層厚の低下との関連、NOx曝露量の高値に光受容体のシナプス領域厚の低下との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用される...