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低リスク腎移植後のステロイド早期中止、長期移植転帰に影響見られず

2021年2月22日  JAMA Surgery

米国の腎移植施設28施設で腎移植を施行し、7日目に移植後腎機能障害や拒絶反応が見られなかった低度ないし中等度リスクの腎移植レシピエント385例を対象に、移植後の免疫抑制療法でのコルチコステロイド早期中止と使用継続の長期移植転帰を前向き無作為化プラセボ対照試験で比較。追跡期間中央値は15.8年で、患者の平均年齢は早期中止群46.5歳、使用継続群46.3歳だった。 intention-to-treat解析の結果、死亡を含むあらゆる原因による同種移植片不全の調整後ハザード比は0.83(95%CI 0.62-1.10、P=0.19)、死亡を打ち切りとした同種移植片不全では0.78(0.52-1.19、P=0.25)となり、早期中止群と使用継続群で差は見られなかった。移植後5年以上にわたって割り付けた治療を継続した患者223例のper-protocol解析でも同じ結果が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採...