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急性単純性虫垂炎の抗菌薬治療、再発率高くQOLの不良

2021年2月22日  Annals of Surgery

急性単純性虫垂炎患者186例を対象に、保存的治療の有効性および生活の質(QOL)への影響を検討。患者を抗菌薬静注単独群と虫垂切除術に割り付けて比較した。 その結果、抗菌薬単独群の23例(25.3%)が無作為化後1年以内に再発した。3カ月および12カ月時のEQ-VAS QOLスコアは、手術群の方が抗菌薬単独群より有意に良好だった(3カ月時:94.3 vs. 91.0、P<0.001、12カ月時:94.5 vs. 90.4、P<0.001)。EQ-5D-3L QOLスコアは手術群の方が有意に高く(0.976 vs. 0.888、P<0.001)、抗菌薬単独群よりも手術群のQOLが良好だということが示された。12カ月累積病欠日数は抗菌薬単独群の方が3.6日少なく(5.3日 vs. 8.9日、P<0.01)、平均入院日数に有意な群間差はなかった(2.3日 vs. 2.8日、P=0.13)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...