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幼児のUTIを検出する至適白血球数は尿濃度で異なる

2021年2月23日  専門誌ピックアップ

尿路感染症(UTI)疑いで救急科を受診し、尿検査と尿培養検査を実施した生後24カ月未満の小児2万4171例を対象に、尿比重で測定した尿濃度別でのUTI診断の至適尿中白血球数カットオフ値を後ろ向き横断研究で検討した。 その結果、尿培養陽性率は8.3%だった。高倍率視野当たりの至適白血球数カットオフ値は低尿濃度(尿比重1.011未満)群で3個(陽性尤度比10.5、陰性尤度比0.12)、中尿濃度(尿比重1.011-1.020)群で6個(同12、0.14)、高尿濃度(尿比重1.020超)群で8個(同11.1、0.35)だった。尿中白血球エステラーゼ(LE)陽性の陽性尤度比は低尿濃度群で25.2、中尿濃度群で33.1、高尿濃度群で37.6、陰性尤度比は0.12、0.15、0.41といずれも優れていた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコ...