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進行腎細胞がん、レンバチニブ+ペムブロリズマブでPFS改善

2021年2月26日  New England Journal of Medicine

全身療法歴のない進行腎細胞がん患者1069例を対象に、レンバチニブとペムブロリズマブまたはエベロリムスの併用療法の有効性を第III相試験でスニチニブと比較。患者をレンバチニブ(1日1回20mg経口投与)+ペムブロリズマブ(3週間ごとに200mg点滴静注)群、レンバチニブ(1日1回18mg経口投与)+エベロリムス(1日1回5mg経口投与)群、スニチニブ(1日1回50mg経口、4週間投与の後2週間休薬)群に割り付けた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)とした。 その結果、PFSは、スニチニブ群と比較して、レンバチニブ+ペムブロリズマブ群(中央値23.9ヵ月 vs. 9.2ヵ月、病勢進行または死亡のハザード比0.39、95%CI 0.32-0.49、P<0.001)およびレンバチニブ+エベロリムス群(同14.7カ月 vs. 9.2カ月、0.65、0.53-0.80、P<0.001)の方が長かった。グレード3以上の有害事象の発現率は、レンバチニブ+ペムブロリズマブ群82.4%、レンバチニブ+エベロリムス群83.1%、スニチニブ群71.8%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメ...