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FAIの関節鏡手術、関節包完全閉鎖で長期転帰良好(2021/3/2訂正)

2021年2月27日  専門誌ピックアップ

大腿骨寛骨臼インピンジメント症候群(FAIS)に対して股関節鏡手術を施行した患者379例のデータを用いて、T字状関節包切開創の部分的閉鎖と完全閉鎖の術後転帰を比較。年齢、BMI、性別でマッチさせた100例(部分的閉鎖群25例、完全閉鎖群75例)を解析に組み入れ、追跡期間5年以上での臨床的有効性、再手術および人工股関節全置換術(THA)への移行を検討した。 その結果、股関節転帰評価で1項目以上の臨床的に意義のある最小変化量(MCID)を達成した患者の割合は、完全閉鎖群95.6%、部分的閉鎖群78.3%(P=0.04)だった。1項目以上で患者許容症状状態(PASS)を達成したのは、それぞれ92%、72%だった(P=0.017)。コホート全体での解析で、部分的閉鎖群の35.9%、完全閉鎖群の2.9%が再手術またはTHA移行となった。 【訂正】2021年3月2日に以下を訂正しました。 見出しと本文中の「股関節置換」は「股関節鏡手術」の誤りでした。お詫びして訂正します。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名...