新型コロナに中和抗体2剤併用でウイルス量減

米49施設で軽症ないし中等症新型コロナウイルス感染症（COVID-19）外来患者577例（平均年齢44.7歳、女性54.6％）を対象に、中和抗体bamlanivimab単剤療法とbamlanivimab＋etesevimab併用療法が新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）ウイルス量にもたらす効果を第II/III相無作為化プラセボ対照試験（BLAZE-1試験）で検討した。実薬群は、単剤の低用量、中用量、高用量、2剤（中用量）併用の4群とした。 その結果、主要評価項目に規定した11日目の試験開始時からの対数ウイルス量変化は、低用量群－3.72、中用量群－4.08、高用量群－3.49、併用療法群－4.37、プラセボ群－3.80だった。プラセボ群と比較した11日目の対数ウイルス量変化率の差は、低用量群0.09（95％CI －0.35-0.52、P＝0.69）、中用量群－0.27（同－0.71-0.16、P＝0.21）、高用量群－0.31（同－0.13-0.76、P＝0.16）、併用療法群－0.57（同－1.00-0.14、P＝0.01）だった。副次評価項目では84項目中10項目でプラセボ...