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卵アレルギー小児の経口免疫療法、4割が脱感作を達成

2021年2月28日  専門誌ピックアップ

卵アレルギーの小児50例を対象に、生卵白粉末を用いた経口免疫療法(OIT)の有効性を無作為化非盲検試験で検討。被験者を卵白蛋白1g維持量とした8カ月間のOIT群と6カ月間の卵除去群に割り付け、除去群はその後OITにクロスオーバーした。 その結果、8カ月時、OIT群50例中22例(44%)、卵除去群21例中1例(4.8%)が脱感作(目標量に到達)を達成し、OIT群の23例(46%)が部分的脱感作(1g未満)を達成し、OIT群の5例(10%)が試験を中止した。試験開始時の卵白特異的IgE高値およびGal d 1-4の多重感作に8カ月時の維持量到達失敗との関連が認められた。18カ月間のOITで50例中36例(72%)が脱感作、8例(16%)が部分的脱感作を達成した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...