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アルコールの催不整脈作用が電気生理検査で明らかに

2021年3月1日  Journal of the American College of Cardiology

心房細動アブレーションを施行する患者100例を対象に、アルコール曝露による心房の電気生理学的変化を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検証(HOLIDAY試験)。血中アルコール濃度0.08%に滴定されたアルコール投与群(50例)とプラセボ投与群(50例)に患者を割り付けて、投与の前と後に電気生理学的検査を実施し、複数の刺激部位の有効不応期の変化、伝導時間の変化、および心房細動の誘発性を評価した。 その結果、アルコール投与群では肺静脈の有効不応期が平均12ミリ秒(95%CI 1-22ミリ秒、P=0.026)短縮したが、プラセボ投与群では変化がなかった(P=0.98)。伝導時間および心房細動の誘発性に、統計学的有意差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...