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びまん性Th2優位・好酸球性CRS、炎症性疾患管理で予後良好

2021年3月1日  専門誌ピックアップ

原発性びまん性Th2優位(primary diffuse type 2)または好酸球性の慢性副鼻腔炎(CRS)患者222例(平均年齢54.8歳、男性56.8%)を対象に、内視鏡的副鼻腔形成術+術後のコルチコステロイド(CS)鼻洗浄の長期治療転帰を前向きコホート研究で検討。術後3-6カ月間1日1回CS鼻洗浄を実施し、その後は必要時実施へと漸減した。追跡期間中央値は2.2年だった。 その結果、195例(87.8%)が疾患制御良好だった。鼻茸再発率は7.2%、3カ月以上の経口CS投与率は3.2%、生物学的製剤投与率は2.3%、再鼻茸切除術施行率は3.6%だった。最終経過観察時に134例(67.0%)が22項目副鼻腔評価尺度および鼻サブドメインスコアの臨床的に意義のある変化を維持していた。疾患制御不良に鼻洗浄アドヒアランス不良との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...