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HDL-C低値でHDL-C値の変動が大きいとパーキンソン病リスク上昇

2021年3月2日  専門誌ピックアップ

2008-13年に韓国国民健康保険制度の健康診断を3回以上受けた65歳以上の男女38万404人を対象に、高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)値およびその変動性とパーキンソン病(PD)発症リスクの縦断的関連を全国集団ベースコホート研究で検討。追跡期間中央値5年で、2733例が新たにPDの診断を受けた。 多変量で調整したコックス比例ハザード回帰解析の結果、ベースラインのHDL-C値(調整後ハザード比1.20、95%CI 1.08-1.34)およびHDL-C平均値(同1.16、1.04-1.30)の最低四分位群が、最高四分位群よりもPD発症率が高く、HDL-C値の変動(variability independent of the mean:平均値から独立した変動性)の最高四分位群が最低四分位群よりPD発症率が高かった(同1.19、1.06-1.33)。ベースラインのHDL-C値の最高四分位群でHDL-C値変動の最高四分位群に該当する患者群でPD発症リスクが最も高かった(同1.6、1.31-1.96)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿して...