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完全母乳哺育の新生児、制御性T細胞が人工乳哺育児の約2倍

2021年3月2日  Allergy

帝王切開で出生した満期新生児38例を対象に、完全母乳哺育による母子の免疫システムの相互作用を人工乳哺育の母子と比較。フローサイトメトリーを用いた血液分析で、出生時と生後3週時の免疫レパートリーおよび機能の比較分析を実施した。 その結果、制御性T細胞(Treg)の割合は生後3週間までに増加し、完全母乳哺育児は完全人工乳哺育児の約2倍高かった。母乳哺育児は非遺伝母由来抗原(non-inherited maternal antigens:NIMA)に対する増殖性T細胞応答の特異的およびTreg依存性の低下を示した。完全母乳哺育児便検体の16SrRNA遺伝子解析で、短鎖脂肪酸を生成する細菌(Veillonella属とGemella属)が豊富に観察された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...